細かなところもしっかりと検討します!
昨日は一日現場打ち合わせの日。
いろんな現場へ行ってきたのですが、
各現場とも、工事がずいぶんと進んできていて、
家の各部分の詳細について、打ち合わせしました。
家は、いろんなモノで構成されています。
それらが、すべて規格化された家であれば、
その規格の通りに創り上げていけばいいのですが、
建築家が関わる注文住宅の場合、
そういった規格がありません。
なので、モノ同士がぶつかる部分を
どんな風に組み合わせるのかを
しっかり決めていかなくてはいけません。
なんとなく。
建築家っていうと、見た目重視で決めそうな
イメージがあるそうですが。。。
私の場合は、そうでもありません。
まず第一は、機能性。使い勝手って大事です。
掃除がしやすかったり、メンテナンス性も重要です。
それらを大前提にした上で、
スッキリ見せたりするための方法を考えます。
ただ。
お客様によっては、見せ方を重視される方も
いらっしゃるので、その場合は、見た目を優先しますが。
現場の打ち合わせでは、
そういったいろんな方法を持ち寄って、
その家に最善な方針を比較検討して、
決めていったりするんですよ。
こちらは、昨日の現場で先日設置された階段です。
とてもユニークな形してますよね??
階段の板を支える受材が、片側にしかありません。
階段の板は、壁に突き刺さっているような感じです。
細かなところを見てみると。。
階段の板と受材の取り合いをよくご覧ください。
受材にそのまま載ってるだけでなくて、
板が少し板に食い込んでますよね。
そして、階段の板が、受材より前に出てますよね。
とても細かなことのようなのですが、
こういった出たり、食い込んだりがないと、
見え方は全く違ってしまうんです。
見た目だけでなくて、
その出入りがないとすると。。。
階段の奥行が浅すぎて、昇降しにくくなったりするんです。
昇降しにくい階段って。
好ましくないですよね。
機能性と見た目をしっかり両立させているんですよ。
この階段も、現場の詳細図面で、
いろいろ比較検討しながら、この形に決定しました。
こんな風に、いろんな意思決定の積み重ねで、
他にはない、ユニークな家が出来上がっていくんです。
せっかくなので、お客様だけの
オンリーワンな家にしたいですからね。
しっかりとサポートしています!