ビルトインガレージのシャッター

ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真

ビルトインガレージのシャッターは素材から価格から電動、手動の操作から設置スペースから提案しています。
建物開口部となるため、防火指定、延焼線位置も確認します。
防火設備となると鋼製シャッターなのですが、鋼製の場合は経年で作動音が大きいというご指摘を受けたことがあり、メンテナンスの頻度が高まります。
このことを受け、延焼線上に防火壁をつくり、軽量で作動音はより小さなアルミ製を最近竣工した住まいには提案しました。
価格的には鋼製が最も安価なのですが、防火戸となるとアルミ製よりかなり高額となります。
また、製品デザインのバリエーション、電動のリモコンオプションは防火戸より一般品に魅力があります。

敷地境界側に防火壁をつくり、ガレージシャッターを延焼線外としています。アルミ電動オーバースライドドアです。オーバースライドドアはドア上部のオーバーヘッド部の寸法が小さく出来ます。

建物左に車2台のガレージ、門右にバイクガレージ、右奥が車2台のガレージです。建物は築30年を超えました。当初左は木製オーバーハングドアの手動、後に木製オーバースライドドアの電動に改修しました。右奥は築11年で、建物の庭を挟んだかたちに住まいをつくっております。バイク置場シャッター、ガレージシャッターは電動アルミ巻上げ式です。天井スペースの木組みの関係で巻上げ式としました。

先程の住まいの新築時です。
設計は宮脇檀、私が担当しました。
オーバーハングドアに入口をつけた設計です。

木製上吊引戸のガレージドアです。
手動ですが、金物費が安価なため、全体として安価な製作が可能です。