車いすと暮らすために大事なことって?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

最近、電動の車いすを使う方の家創りをさせていただいてます。

実は、お会いした当初は、全然違う家創りだったのですが。。

今はそのカタチです。

いろいろ思い返してみると、

この家創りになる流れだったんだなぁって思います。

起こることは、すべて必然で最善なんだといわんばかり。

車いすを使われる方の家創りは、いろんなところで

健常者の方と比べると違いがあったりします。

写真にあるように、キッチン一つとっても違うんです。

もっと細かなところで、違いはいろいろあるのですが、

大事なポイントは、視点が低いことでしょうか。

キッチンや机、スイッチなんかも低くなりますよね。

逆にコンセントなんかは、通常だと低すぎるので、

少し高めにしないといけなかったりします。

以前、車いすの方の家創りをサポートさせていただいた

ことがあって、そこで、いろいろ勉強させていただいたおかげで

普通の建築家よりは、しっかりサポートできると思います。

そんな風に言いながらも、実はもっと奥が深いんです。

こちらのお客様は、自由が効かないのが足だけではないので

単に車いすを使うという方と同じではありません。

より複雑になるんです。

そういった方のサポートするため、

建築的なことで、何か参考になるような資料がありません。

ですので。

ケアマネをはじめ、理学療法士等や福祉用具の方々の

意見をヒアリングしながら、計画に取り込んでいくことになります。

我流ではなく、その道の専門家の意見に耳を傾けて、

取り入れていくことが、いい家創りにつながるんだと思います。

こちらに暮らすお客様が、ストレスなく、

快適に暮らしていただけるよう、しっかり計画していきたいと

思います。