車いすと暮らすために大事なことって?
投稿日時:
2018-12-07 08:13
最近、電動の車いすを使う方の家創りをさせていただいてます。
実は、お会いした当初は、全然違う家創りだったのですが。。
今はそのカタチです。
いろいろ思い返してみると、
この家創りになる流れだったんだなぁって思います。
起こることは、すべて必然で最善なんだといわんばかり。
車いすを使われる方の家創りは、いろんなところで
健常者の方と比べると違いがあったりします。
写真にあるように、キッチン一つとっても違うんです。
もっと細かなところで、違いはいろいろあるのですが、
大事なポイントは、視点が低いことでしょうか。
キッチンや机、スイッチなんかも低くなりますよね。
逆にコンセントなんかは、通常だと低すぎるので、
少し高めにしないといけなかったりします。
以前、車いすの方の家創りをサポートさせていただいた
ことがあって、そこで、いろいろ勉強させていただいたおかげで
普通の建築家よりは、しっかりサポートできると思います。
そんな風に言いながらも、実はもっと奥が深いんです。
こちらのお客様は、自由が効かないのが足だけではないので
単に車いすを使うという方と同じではありません。
より複雑になるんです。
そういった方のサポートするため、
建築的なことで、何か参考になるような資料がありません。
ですので。
ケアマネをはじめ、理学療法士等や福祉用具の方々の
意見をヒアリングしながら、計画に取り込んでいくことになります。
我流ではなく、その道の専門家の意見に耳を傾けて、
取り入れていくことが、いい家創りにつながるんだと思います。
こちらに暮らすお客様が、ストレスなく、
快適に暮らしていただけるよう、しっかり計画していきたいと
思います。