屋根板金工事

ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真

最近は金属屋根材加工をメーカーに依頼する施工業者がほとんどです。

メーカー依頼の場合、特定の鋼板メーカー(色の制約)しか使用できないとか大きさ、納まりなど制約されることが多くなります。

設計では、クライアントと予め色合わせをしているためメーカー該当品を念頭に入れています。

今回の現場は久々に自社加工の業者さんで、私と同じ名前の新井さんです。
打合せ最初に横葺き材は横ジョイントは少ないほうがシンプルで綺麗だねということで、持参したジョイント見本(AKBオリジナルジョイント・命名がオジサン風)を採用、なんと屋根長16mを3枚継。
棟や破風などなども長尺で製作してくれました。

スタンデイングシームの現場長尺施工の経験はありましたが、プレス加工の長尺ものは施工、運搬などとても大変で、施工者からの提案はまさしく有り難いものです。

また、今回断熱・遮音のポリエチレンフォーム下張材の設計仕様については、ロールのポリエチレンフォームを下張して対応していただけました。

また、いつも懸案のケラバと棟の納まりなど図面を描くことなく現場で相談、スッキリ納めてもらいました。

こんなことが出来るのも、施工者のセンスと仕事に対する思いがあってこそです。

AKBオリジナルジョイント。捨て板金入です。

唐草の通りをスッキリ見せる棟納まり

トップライト上部板金の水勾配、片勾配が綺麗です。