窓の防音

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窓の防音

意味
一般的に建物の中でも、特に外部からの音が窓から入ることを防ぐこと。

情報
窓の遮音性能はT-1からT-4等級までで遮音値は25dbから5db刻みで40dbまで。
一般的な住宅窓の防音には遮音等級T-1が多く、外の騒音が60dbの場所で、25db下がって35dbまで音を下げる効果があります。サッシ単体の性能を示すもので、実際の数値は下がると考えてください。
等級が大きいほど遮音性能が高いのですが、二重サッシにするなどの方法が効果的です。
二重サッシとするには、共鳴に注意します。音は空気中を波によってガラスに伝わり、ガラスを振動させて室内に伝わります。この時、ガラスが同じ種類だと通過した音の振動と同じように二重のガラスを振動させて、音をほとんど通してしまいます。解決するには、ガラスの厚さとサッシ間の空気層を大きくとるなどの方法があります。

豆知識
共鳴の原理はチューニングに使われる音叉と同じです。
音は空気中を伝わる音、個体を伝わる音があります。
人が音として聞こえる範囲は20hzから2万hzと言われていますが、個人、年齢によるため、ピアノの音の範囲と考えると良いでしょう。

体験談
窓からの音と思っていたら、窓周辺の壁面に隙間があったことがありました。防音は窓の性能だけでなく施工方法にも注意が必要です。

ノウハウ
窓は外の環境を内に取り入れるための重要な役割を果たしますが、外部から入ってほしくないものもたくさんあります。周囲の環境により、窓の性能の条件を絞っていきます。
音はいろいろな隙間を通りますが、特に見落としがちなのが、換気扇や通気口など。このような機器にも消音効果のあるものが必要です。

注意点
窓の防音には、窓だけでなく全体のことを考える必要があります。

メリット
防音とともに断熱効果も期待できます。

デメリット
一様に音を防音するのは困難で、音の周波数帯により防音しにくい音があります。