断熱材は、種類より工事が大事!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

家の大事な性能の一つに、断熱性能があります。

夏の暑さ、冬の寒さに対して、

外気の影響を少なくするために、とても重要なんです。

あの断熱材がいいとか、ダメとか。

ネット上で、いろんな情報が錯綜しています。

一度、調べてみたことがある方であれば、わかりますが、

調べれば調べるほど、わからなくなるようです。

それもそのはず。

自社の断熱材をよく見せることが目的の記事なので、

お互いがいいこと言ってますからね。

でも。実は。

断熱材単体で、優劣はありません。

グラスウールはダメ!なんてことは全くありませんよ。

すべての断熱材を使ったことがあるので、わかります。

どれも、適切に使えば、いい断熱材なんです。

どちらかといえば、素材より、「適切に」が重要です。

一枚目の写真。

ネットで見つけたのですが、すごいことになってます。

これでは、隙間風はくるし、断熱性能が保てません。。。

これは特殊な例なんでしょって思った方。

特殊な例でもないんですよ。。

私が監理する現場ではありえませんが、

初めてお付き合いする工務店で、ここまでひどくないにせよ、

メーカーの施工マニュアル通りに施工できる会社って、

どちらといえば、少ないほうです。

こういったマニュアルがしっかりあるんですよ。

それなのに。。

施工する側の意識もそうですが、

チェックする側も知らないと、チェックできませんからね。

工事監理者でも、詳しく見たことない方もいると思います。

ちなみに。

こちらは、とある家創りの現場です。

隙間なく、しっかりと断熱されているのがわかりますか?

施工マニュアルを共有し、施工者の監督、社長、そして私が

全箇所を、くまなくチェックしているんです。

漠然と見てもだめです。

しっかりとマニュアルがあるので、その通りに施工されてなければ

ダメなんですよ。

私は、特に快適さは大事にしているので、

それを実現するための断熱気密工事は、

人一倍慎重にチェックします。

自分の家だったら。

という視点で。

もし気になる方がいらしたら、

グラスウール+施工マニュアルで検索してみてください。

でも。

チェックは、やはりプロがいいと思いますが。

建築家(といいつつ、私だけかもしれませんが)が

工事監理すると、こういったところもしっかりチェックしてくれます。

なので。オススメです。

大事な大事な家創りですので。