和室って、とても奥が深い。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

和室。

というと、こんなイメージですよね。

こちらの和室は、腕利きの大工さんと

現場で何度も相談しながら、創り上げました。

床の間の框や床柱、その他の柱の樹種は

もちろんですが、天井とのプロポーションまで、

しっかりと意図して設計+工事がされています。

お客様は、御年輩の来客が多く、しっかりとした

和室で、おもてなしをしたいということでしたので、

カチカチのデザインをさせていただきました。

最近では、なかなか創る機会が減っていますが、

いざというときには、しっかりと創りこめるようにしたいですね。

ちなみに。

建築家をはじめ、プロだったら、だれでもつくれるだろうと

思われた方。勘違いですよ。

型式的な和の空間は、とても奥が深いため、

ちょっとした違い(部材の寸法等)でも、

型が崩れてしまうので、実は、とても難しい。。

なので。

どちらかといえば、できない方の方が多いのが

現実だったりしますので、お願いするときは、

事前に聞いてからがオススメです。

和室といっても、リビングからつながった空間の場合は、

床が畳なだけで、それ以外は、和ではに要素で統一する。

こういった和室がお望みであれば、ある意味、だれでも設計可能です。

でも。

この和室ご覧になって、何か感じませんでしたか?

琉球タタミだなぁ。

もちろんそれも一つなのですが。。。

もっといろんなことで、しっかりと意図して計画しています。

この落ち着いた雰囲気かつスタイリッシュな感じは、

いろんな要素をしっかりとコントロールすると実現できます。

その辺は、設計する側の経験とセンスによります。

たかが和室。

されど和室。

求めるデザインがあるのであれば、

しっかりとデザインできる建築家を選定してくださいね。