和室って、とても奥が深い。
投稿日時:
2019-04-29 08:43
和室。
というと、こんなイメージですよね。
こちらの和室は、腕利きの大工さんと
現場で何度も相談しながら、創り上げました。
床の間の框や床柱、その他の柱の樹種は
もちろんですが、天井とのプロポーションまで、
しっかりと意図して設計+工事がされています。
お客様は、御年輩の来客が多く、しっかりとした
和室で、おもてなしをしたいということでしたので、
カチカチのデザインをさせていただきました。
最近では、なかなか創る機会が減っていますが、
いざというときには、しっかりと創りこめるようにしたいですね。
ちなみに。
建築家をはじめ、プロだったら、だれでもつくれるだろうと
思われた方。勘違いですよ。
型式的な和の空間は、とても奥が深いため、
ちょっとした違い(部材の寸法等)でも、
型が崩れてしまうので、実は、とても難しい。。
なので。
どちらかといえば、できない方の方が多いのが
現実だったりしますので、お願いするときは、
事前に聞いてからがオススメです。
和室といっても、リビングからつながった空間の場合は、
床が畳なだけで、それ以外は、和ではに要素で統一する。
こういった和室がお望みであれば、ある意味、だれでも設計可能です。
でも。
この和室ご覧になって、何か感じませんでしたか?
琉球タタミだなぁ。
もちろんそれも一つなのですが。。。
もっといろんなことで、しっかりと意図して計画しています。
この落ち着いた雰囲気かつスタイリッシュな感じは、
いろんな要素をしっかりとコントロールすると実現できます。
その辺は、設計する側の経験とセンスによります。
たかが和室。
されど和室。
求めるデザインがあるのであれば、
しっかりとデザインできる建築家を選定してくださいね。