外壁にタイル。高いだけじゃないんです!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

ついに!来ました!!

といっても、何が?と思われましたよね(笑)

とある家の外壁の写真なんですが。

ポイントは、その素材。

巷でよく見かけるのは、窯業系サイディングという

セメントを固めて整形したボード。

いわゆる、タイル「調」の仕上げです。

こちらは違います。

本物の磁器質タイルなんです。

しかも。

ボーダー状に細くて、凹凸があります。

その凹凸のおかげで、陰影ができています。

それが、とてもいいアクセントというか、

表情に深みを創り出してくれるんです。

また、タイルの面状も少し違っているので、

光の当たり方で、見え方が全く違うのもいいですね。

お客様が、こだわって採用された外壁なんです。

タイルっていうと、素敵だけどコストが高い。

というイメージの方が多いようです。

確かに。

家を建てるときは、素材自体もそうですし、

張る手間も相当なので、割高かもしれません。

でも。。

タイルは、焼き物なので色褪せしないですし、

サイディング等のようなつなぎ目が出たりしないので、

よほどの何かがなければ、メンテナンスが必要ないんです。

長くても、15年くらいに一度は、

塗装の塗り替えが必要になることを考えると、

トータルでは、タイルの方が割安になったしそうです。

こちらのお客様は、2階部分をすべてタイルで、

1階部分には、レッドシダーやサイディングを上手に

取り入れています。

1階であれば、何かメンテが必要になっても

足場なしで、脚立でできるので、費用はずいぶんと

押さえることができますよね。

そんな風に、長いスパンでのことも視野に入れて、

外回りの仕上げは決めていくといいですよ。

見た目+メンテ。

特に後者は、大事にしてくださいね。