お隣さんと高低差がある場合は注意!!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

さて。

土地探しをしていて、お隣がこんな風に

なっていることありませんか?

というか。

こんな風になった土地を検討していませんか??

こういった土地って、結構大変なので、

ほんと注意してください。

このコンクリートの壁ですが、擁壁といいます。

お隣さんとこちらの敷地に高低差があるので、

土が流れてこないようにするのが目的で設置します。

今ではありえないことなのですが。。

こういった擁壁を創るためには、許可や申請が必要だったりします。

2mを超える高さの場合は特にです。

実は、2mを超える高低差は、がけということになって、

家を建てるためには、結構規制がかかります。

広大な敷地ならいいのですが、そうでもないと。。

家自体が建たなくなってしまうこともあります。

話は戻りますが。。

擁壁の許可が取れてないと、安全性って担保できません。

でも。

お隣さんのことでしょう?

何ともできないじゃないですか??

と思ったかもしれません。

いやいや。安全性が確保できないので、

こちらで、擁壁が崩れたときの対策が必要になってしまいます。

お隣さんの擁壁がしっかりしてないのに??

そうなんです。

対策しないと家が建ちません。

そんな理不尽な・・・

と思う気持ちもわかりますが、それが現実です。

なので。

土地を取得する場合には、不動産屋さん任せにせず、

そういったことに詳しい建築家に相談することをお勧めします。

実は。。

昨日、現在進行している家創りで、

上記のがけについての取り扱いに間違いがないかを

確認検査機関に協議してきました。

結構微妙な内容もありましたが、

こちらの解釈で進んでいけそうでした。

いざ建てるときに困らないよう、しっかり相談してから

土地を購入してくださいね。