「宅地造成規制法+がけ条例」の文字を見たら。。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

こちらの図面。

とある家づくりの配置計画図です。

細かく、数値がいっぱい書き込んでありますが。。

実は。

こちらの敷地は、すごい高低差があるんです。

一番低いところから、高いところまでで、なんと、7mも!

しかも、その高低差が、がけになってます。

見晴らしがよくて、とっても素敵な土地なのですが、

この高低差は、法規制によっては、とても厳しくのしかかってきます。

この敷地にかかっている法規制として、危ないのは、

「宅地造成規制法」と「がけ条例」です。

高低差を解消するために、ある一定以上

造成(土を触る)してしまうと、すごい土留めを

作る必要性が出てきてしまいます。

その土留め。

今回の敷地ですと、やりだすと、軽く

1000万円をこえてしまいます!!

なので。

その法規制にかからないように、家を建てないといけません。

また。

敷地内外に2m以上のがけがあると、

これまた、建物を建てるのに、規制がかかってきます。

やっかいなのは、隣地が高くなっている場合です。

ちなみに。

今回は、隣地が高い、低いが両方あったりします(笑)

その辺の取り扱いについては、慎重に協議をしておく

ことが重要になります。

後で大変なことになりますからね。

なので、昨日、愛知県、確認検査機関など

関係各所と打ち合わせしてきました。

しっかり準備していったので、何とかいい方向で進めそうです。

ちなみにですが。。

知り合いの不動産屋さんからも、がけ条例について

相談をされていました。

昨日、その協議結果と対処をお伝えしてきました。

最近、厳しい法規制の敷地について

一般の方以外で、不動産というプロからも相談

されるようになってきました。

頼りにしていただけることはうれしいですし、

私も何か教えていただくこともあるので、

お互い様なんですけどね。

結果。

いい家づくりにつながっていくので、ありがたいです。

宅地造成規制法。

がけ条例。

土地を買うときに見つけたら、

プロに相談してから意思決定してくださいね。