解体工事の時に注意することは?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、とある家づくりのため、取得予定の土地へ行ってきました。

こちらの土地。

ご契約は完了しているのですが、売主さんの引っ越しが完了してから、

決済(取得)することになっています。

土地の売買の交渉の中で、既存を解体して、

更地で渡してもらうことを確約していました。

先日、引っ越しが完了して、まもなく解体に着手する

ということで、昨日その立会に行ってきたんですよね。

解体は費用が先方もちなので、任せておけばいいんじゃない?

と思われたかもしません。

もちろん。

身近にプロがいなければ、よきに計らって

しっかり解体してくれるだろうと、任せてしまいますよね。

おしい。

実に惜しい。。

せっかく解体するのであれば、こちらの意向をしっかり

盛り込んでおいたほうがよいですよ。

例えば。

一枚目の写真。なんでもないようなブロック積ですよね。

新しく積みなおすのであれば、基礎も含めて

全て解体したほしいところ。

でも。

これを残したまま、利用するのであれば、

壊してしまうと、余分なコストがかかってしまいます。

このブロック。

単に積んでいるだけなくて、土留め(擁壁)の役割を

担っています。

新しくするのであれば、それ相応の金額がしてしまいます。

現状、しっかり施工がされていて、甚大な亀裂等が

なければ、転用するのも一つの方法です。

今回は、状態もよく、建物への影響も大きくなさそうなので、

残す方針としたんです。

さらに。

解体業者と敷地をぐるっと回って、

これは壊す、これは壊さないと一つずつ確認して回りました。

将来の計画が見えてるのでハッキリ伝えれました。

そうそう。

解体工事の立ち合いでもう一点大事なこと。

それは、基礎の解体後に、現地確認をすることです。

地中に、何か残っていると、後で処理するのは、

こちらの費用負担になってしまいます。

埋設されたものの処理って、産業廃棄物なので、

すごい金額になってしまいますよ!!

なので。

解体時に、プロにしっかり立ち会ってもらって、

現地を確認してもらうことがオススメです。

解体工事一つとっても、いろいろノウハウはありますね。