柿渋

ユーザー 株)アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 塗料のことを少しずつお話ししようと思います。私どもでは、主に自然な素材を使いますので、塗料も自然なものを使うようにしています。
 柿渋というのは渋柿から製造した塗料で、昔から日本で使われていた塗料です。防腐性もあり、また薬剤としていろいろな治療にも使われてきました。私の子供のころは押入れの襖の裏側の紙はほとんどこの柿渋が塗られた紙だったように記憶しています。
 色は赤褐色といったらよいでしょうか。日本の伝統色の弁柄に近い色合いです。写真は和室仕立ての寝室に使っています。柿渋を塗った和紙の壁とそれを使った収納の扉がとてもよい趣を醸し出しています。
 いろいろなメーカーから販売されていますし、ネットでも簡単に手に入れることができます。現液のままでもよいですし、水で薄めて使っても良いです。色むらも気にせず使うということでよいと思います。写真の和紙も一枚ごとに色合いが違いますし、一枚の紙の中でも色むらがあります。