展開図を基にした打ち合わせしてますか?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、とある家づくりの打ち合わせに行ってきました。

こちらの家づくり。

ちょうど、基本設計というプロセスが完了しところ。

基本設計って何??

と思われる方もいると思うので、少し説明します。

設計のプロセスは、大きく、基本設計と実施設計があります。

基本設計は名前の通り、家の基本的なことを決めていくプロセス。

建物の性能や間取り、窓やドア、キッチン等設備の仕様を

決めていきます。

実施設計は、工事に向けた詳細を決めていくプロセス。

基本設計で決めた内容をもとに、詳細な図面を作図して、

細かな部分の寸法を決めていくような流れ。

基本設計で、しっかりと予算内ですべて決まっていないと、

実施設計までしたことがすべて水の泡になることも。。。

実際、実施設計後に、相当な予算オーバーということって

建築あるあるなので、ご注意くださいね。

ちなみに、弊社では、基本設計でしっかり予算とのバランスを

見ているので、最終で会わないことはほぼありません。

少し話を戻します。

昨日のお客様は、予算との調整がついたので、

基本設計書を書類として一式提出。

同時に、実施設計をスタートさせました。

写真にある通り、実施設計で一番にやることって、

展開図(壁の4面を見る図面)をもとにする内容です。

窓の位置や高さ、棚や手摺、家具の高さや位置など。

基本設計では、そこまで細かくはわかりません。

一つ一つ、丁寧に確認して、決めていくことになります。

打ち合わせは、あっという間に数時間。

お客様には、根気よくお付き合いいただけました。

展開図の打ち合わせで、結構変更になった内容もありましたよ。

このプロセスがなければ、希望通りの内容に

なっていなかったでしょうね。

設計のプロセスで、展開図の打ち合わせ。

しっかりしていますか???

すんごく大事で、必須と思いますよ。

大事な大事な家づくりですからね。