自分で家を建てるのに資格は必要か?

ユーザー 設計工房 be with 海野剛 の写真

最近、セルフビルドで家を建てる人が増えたように思えます。
このサイトでも、『セルフビルドで建てるが、申請関係を手伝って欲しい』
といった依頼投稿を多く見かけます。
私も現在お手伝いをさせていただいているお客様がいます。
工事監理は出来ても、自分の手を動かして作る才覚のない私からすると、
『セルフビルドをする人は凄いな』と羨望のまなざしで見てしまいます。

さて、そんな凄腕の方々が自分で家を建てる場合、資格は必要なのでしょうか?
設計者の場合、設計・工事監理をおこなう建物の種類や規模によって、
建築士の資格が必要ですが、施工者も同様なのでしょうか・・・・?
もちろん、工事の種類によっては資格がないとおこなうことが出来ないものもあります。
例えば電気工事がそうですね。そのため、電気工事士の資格を取る人もいます。

それでは、こんな名称を聞いたことは無いでしょうか?・・・・『技能士』
1級建築大工技能士、2級建築大工技能士・・・・これらは国家資格です。
するとやっぱり資格が必用?
いえいえ、これは、その人がどの程度の技能を持ち合わせているのかを表す国家資格で、
これが無いと家が作れないというものではありません。

では、これはどうですか?・・・・・『1級施工士』『2級施工士』・・・・
そのような資格はありません。
自分の家を建てようとした場合、資格は要らないのです。
(先の電気工事などは別です。)