◆「ロフトを設置することで、おしゃれな空間を創造し、収納力を増加させる」

ユーザー 有限会社滝下秀之建築アトリエ 滝下秀之 の写真

静岡市を拠点に設計活動をしています。
今回は、「ロフトを設置することで、おしゃれな空間を創造し、収納力を増加させる」について、弊社設計事例をご紹介しながら解説していきます。
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平成12年の建設省告示第1351号、「小屋裏物置等の取扱い」により、これまでの天井高1.4m以下は変わらず、「ロフトの床面積がその階の1/2未満までは階とみなされない。(床面積に算入しない。)」(これまでは1/8未満だった。)という大きな変更がありました。早々、大手住宅メーカーの「蔵のある家」と言う商品が大ヒットし、その頃から「ロフト」が流行し現在に至っています。

弊社では、ロフトを単なる小屋裏収納とは考えず、「おしゃれで、楽しい空間を創造する。」ためのアイテムの一つとして考えています。また、どんな部屋の上部(または下部)にロフトを設置するかで、収納以外の用途が違ってきます。
今回は弊社の作品事例により、様々なっ使い勝手のロフトを紹介します。

1⃣ LDKの上部に設置したロフト-1 

① LDKから上部ロフトを見る。

② ロフトは書斎スペースとして利用しています。ご主人が寝ころがったりもしているそうです。ロフトの奥の入口は収納専用のロフト。

2⃣⃣  LDKの上部に設置したロフト-2

① LDKから上部ロフトを見る

② ロフトは書斎スペース。プロジェクターによる大画面をここから見下ろすこともできます。奥はペントハウス(塔屋の階段室)、右側は収納専用のロフト。

3⃣⃣⃣  2室の子供室の上部に設置したロフト

①子供室から上部ロフトを見る。

② 広さ9帖のロフトは子供が小さい頃は遊び場兼おもちゃ置場。将来は収納専用のロフトに。カーテン用にレールを取付。奥はペントハウス(塔屋の階段室)なので使用勝手も良好。

4⃣  子供室の上部に設置したロフト

① 子供室から上部ロフトを見る。子供室が狭いので、ロフトをベッドスペース+物置として利用しています。

②子供室を見る。

5⃣⃣  ウォークインクローゼットの上部に設置したロフト

①ウォークインクローゼットから上部ロフトを見る

②お施主様がかなりの衣装持ちでしたので、「2階建てのクローゼット」になりました 

 6⃣⃣  ビルトインガレージの上部に設置したロフト

① ビルトインガレージの室内を見る。中央奥の扉の向こうが玄関。

② ハシゴを登るとロフト。右が玄関、左がビルトインガレージ。

③ 広さ20帖のロフト。寝室側はクローゼット、その他は物置スペースとして利用しています。

④ 寝室から見たロフトの扉。寝室床との段差は80cm。寝室側はクローゼットとして利用。