明るすぎず。暗すぎず。バランスが大事です
投稿日時:
2019-09-27 07:53
とある家のLDK。
光が溢れていて、明るい!
というわけでなくて、どちらかというと。。
明るいところと暗いところがありますね。
家の隅々まで明るいのがいい。
という方が実際のところ多いんですが、
こんな風に、陰影のある家も素敵だと思います。
どちらかというと、和を感じさせる家は、
こうした陰影をうまく取り入れています。
和を感じるといっても、
格子があったり、アースカラーの塗り壁や
畳があったりするだけでは、表面的です。
和を感じる家では、軒(庇)の深いデザインをよく使います。
でも。
夏の日差しを遮るためだけであれば、軒が深すぎます。
そう。
どちらかというと、影を創り出してるんですよ。
影のおかげで、光がきれいに見えてきます。
もちろん。
真っ暗な中で、本を読んだりはできないので、
照明器具をは必要です。
でも。
照明を使っても、部屋全体を明るくしてしまうのではなく、
フロアスタンドを使ったりして、強すぎず、
明るすぎない照明計画だと、和な空間にはフィットします。
もちろん。
和を感じるというコンセプトが、日常生活を不便にさせるのであれば、
本末転倒です。
その辺は、バランス感覚も必要なのですが、
明るすぎず、落ち着いた雰囲気の中で、日常を過ごす。
そんな生活もしっとりしていていいですよ。
そう。
京都のお寺にいくと、落ち着く感じというとイメージできますかね。
単に明るければよい。
それは、一方的な見方なんです。
自分やご家族が、心地よく暮らしていける最適な明るさを
ご提案しています。
ずっと過ごしていく場所なので。