南側道路のプライバシー対策
投稿日時:
2019-10-08 15:31
南側道路は採光が取入れやすい反面、プライバシーを守るための工夫が必要です。
では、どんな対策が考えられるでしょうか?
3つ、考えてみました。
①物理的バリアの設置
②開口部の工夫
③間取りの工夫
①は、境界線沿いに塀や目隠しの植栽を設ける、あるいは窓にレースのカーテンを吊るす。
など、物理的にバリアを設けプライバシーを守る方法です。
レースのカーテンは手軽に出来る方法ですが、夜は外から家の中を見通せてしまうことが
あります。そのため、ある程度視線をカットできる商品があるのでそういったものを
選択する必要があるでしょう。
塀や植栽は、人の視線が遮れる高さや密度のものというと、大掛かりになり、
防犯上も好ましくはないというデメリットもあるため、注意が必要です。
②は、開口部の取付高さの工夫なのですが、外部と内部の視線がバッティングしない
ように、取付高さをほぼ天井の位置くらいに上げてしまう方法です。
窓自体の大きさにもよりますが、高窓になるため視線のバッティングを回避しやすいです。
③は、一日を通して長く居る部屋(例えばリビング)を2階にするなど、
間取りの工夫でプライバシーを守る方法です。 この場合、外からの視線は気にならない
ですし、中から外部の人の行き来が見えないため、落着きを得やすいというメリットが
あります。
ただし、庭がある場合だとそこがただの空地になりやすく、外部スペースとの繋がりなども
考える必要があります。
3つの考え方を示しましたが、プライバシーの確保は道路の交通量や通行量、
幅員を加味したうえで、考えましょう。
状況によっては、①と②の合わせ技が必要な場合や、反対に、道路境界線
ギリギリに建っていてもレースのカーテンだけで十分な場合もあります。