組子って美しい。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

美しいですね。

組子を使った欄間です。

幾何学的なのに、とっても優雅で、繊細。

着物の柄をイメージする方もいらっしゃるのでは。

欄間。着物。

そうなんです。

和風を感じさせる空間に、よく使われます。

ちなみに、欄間って??

と思った方もいるかもしれませんので。

和室を区切るときに、ふすまの上の壁に

彫り込みされた板がありますよね。

この画像ですと、天井についてる壁ですね。

これを欄間といいます。

戸(襖等)を閉じても、光を通過させてくれます。

突然、組子の欄間の話だったので、なんだ?と思いますよね。

実は。。

昨日、これから家づくりをしようとされているご夫婦から

家づくりへの想いをヒアリングさせていただいたんです。

和がお好きなのかなとは思っていたので、

画像のような、和モダンな雑誌等をお持ちしたのですが。。。

いろいろ伺っていくと、どうやら違ってました。

実は。

奥様が、昔ながらの和風建築が大好きだったんです!

奥様ですよ。

和モダンという、曖昧な感じでないのが面白い。

その話の中で、欄間が好きということになって、

組子欄間についてご紹介したという流れ。

絞り丸太。

真壁。

土間のたたき。

欄間。

障子。

聞けば聞くほど、和風大好き!!

いろいろな内容についてヒアリングしたのですが、

和風に関する想いを語る際は、目の輝きが違いました。

ぜひとも実現したいのですが。。

純和風の家というと、柱や梁といった骨組みの材料も

しっかりと吟味して使わないといけません。

しかも。

熟練した大工でないと仕上がってきません。

その分。

工事費も相当なことになってしまうんですよね。

なので。

昨日のお客様とは、和室一室に全力を使って、

その中でいろいろ実現しましょう!ということで

お話してきました。

もちろん、それ以外の部分も

和室とチグハグにならないように工夫はしようと思います。

しかし。

奥様で純和風が大好き!な方にお会いしたのは、

実は初めてだったので、いい意味で刺激になりました。

さて。

どんな家を計画できるのか。

楽しみですね。