広がりを感じる家にするには?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある家づくりの現場のワンショット。

まだ石膏ボードが見えていて、きれいではありませんが。。

強い光が差し込んでいるのは、感じていただけますか?

こちらの家。

周囲が囲まれている敷地なので、

思い切って、光を上から取り入れています。

吹き抜けを通して。

写真は、ちょうど、吹き抜けを見上げています。

これだけの光が差し込めば、相当です。

壁が石膏ボードの色で、この明るさですから、

壁は白く仕上がったら、反射した光が

家の隅々まで、行き届くと思います。

実際、仕上がっていないのに、LDKはとっても明るい。

逆に、明るすぎたかなと思うほどでした。

トップライトでもよかったのですが、

ハイサイド窓にしました。

ちょうど、その方角に遮るものがなかったことと、

やはり、トップライトは雨仕舞がよくないので。

でも。

状況によっては、トップライトがいい時もあるので、

その辺は、見極めて採用しています。

こちらの家。

これから一気に仕上がっていきそうです。

別の家づくりの現場。

こちらは、建物は完成していて、今は外構工事中。

中央にキッチンのあるユニークな間取りです。

長手方向の両端部に、とっても大きな窓を

設置したおかげで、視線が抜けていくので、

床面積以上の広がりを感じることができます。

一部に、壁を照らす間接照明を取り入れています。

ちょっとした仕掛けなんですが、

その効果がすごくあります。

パキッと明るいだけでない、優しい空気感を

創り出してくれます。

今日ご紹介した二つの家づくりは、共に、敷地が

20坪を切る狭小な敷地に建つ家。

周辺環境を読み取って考案したアイデアで、

小ささを感じさせない家になりそうです。

ほんと、家づくりって、面白いです。