土地のかさ上げ

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 「土地のかさ上げ」というお題です。所謂。盛土のことですが、分譲地などではよく斜面の土地を切り崩したり、逆に盛土したりして、平らな土地をひな壇上に造ることがあります。切土ではもともとの地山が出ますから、地盤としては悪くなる向きは少ないでしょうが(もちろん、もともと弱い場合もありますが)、盛土をすれば当然その部分は締まった土地ではないですから、そこの上に建築することは、そのままでは安全ではないわけです。もともとの地盤の上に建築するように基礎を深くする必要もあるでしょうし、地盤改良が発生することも多くなります。また、1m以上の盛土あるいは切土をすれば、(500㎡以上の土地の場合)開発行為ということになり、許可申請も必要になります。これは許可が下りるまでに相当な時間がかかりますので、これも厄介な問題となります。開発行為申請をするのにも相応の資格が要りますので、費用も別に発生します。というわけで、切土の土地に比べて、盛土の土地はより注意が必要になります。