お題「茶室の間取りのルール」

ユーザー 加藤哲也建築設計事務所 加藤哲也 の写真

このスケッチの茶室は松花堂。 
1988年に京都の茶室を巡ったときに描いたものです。
ここは住処と茶室がひとつになっています。 
鴨長明の「方丈記」にある方丈(四畳半の家)を思い起こさせてくれます。 
表とか裏とか武者小路とか、古のルールを踏襲しながら点てる場所、
この松花堂のように住と密に関わりながら茶も点てられる場所。
無理なく茶を点てることができる、それがルール。
茶室の亭主がどんなお茶を点てたいのか、
その気持ち次第でルールも変えてよいと思っています。