親の近くに暮らす。設計は慎重に!
すがすがしい青空ですよね。
その下に鎮座する、二つの建物。
どっしりとした雰囲気の黒い和風の家。
直線的なデザインが特徴的なモダンな家。
この二つの家をご覧になって、
何か気が付いた方はいらっしゃいますか?
全然違うデザインですねって。
それも当たりの一つですが。。
この二つの家。
ただの隣近所ではありませんよ。
よく見てください。
カーポートの屋根が、両方の家の敷地にまたがってますよね。
そうなんです。
この二つの家。
親世帯の暮らす家と、子世帯が暮らす家なんです。
どちらが子世帯かは、一目瞭然ですよね(笑)
実は。
大きな敷地の中に、母屋(親世帯)が建ってて、
その脇にあった、納屋を解体。
そこを敷地として、子世帯が、家を別棟で建てた。
といういう流れなんです。
同じ敷地内に、二つの家を別棟で建てる。
ある意味、二世帯が暮らす家の一つのカタチです。
先日ご紹介したのは、一つの棟で中が完全に
分離していたのですが、こちらは、棟が分かれてますね。
ほどよい距離感をつくるという意味では、
物理的にも実現しやすくて、いいのですが。。
それ相応に敷地がないといけませんよね。
なので。
街中というよりは、郊外の広い敷地の時に
オススメのカタチになります。
世帯で完結した家を建てるんだから、
家がくっついたような二世帯住宅みたいな大変さは
ないと思われがちです。
でも。
それは大きな間違いです。
もともと暮らしている親世帯の生活スタイルは
しっかりと確保しながら、自分たちの暮らしを重ねていかないといけません。
子世帯のみでなく、親世帯とも、
しっかり対話しながら、家づくりを進めることが大事になります。
こちらの家づくりでは、スタート当初から、
そのコミュニケーションも含めて、関わらせていただく
ということを、約束していました。
もちろん。
しっかりと関わらせていただきましたよ!
親の近くに暮らす。
その家づくりをするためには、ただの設計士や
ハウスメーカーでは難しいと思います。
そういった家づくりに関わらせ手いただいた経験から、
強く、そう思いますね。
二世帯住宅。
そんな家づくりをする場合は、パートナー選びを
しっかりとすることをお勧めします。