基礎工事のチェック。しっかりしたいです。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

こちらは。

とある家づくりの現場ですね。

ちょうど、昨日、鉄筋の検査だったんです。

鉄筋って。

とっても大事な役割を担うんですよ。

昔の木造の家は、基礎にコンクリートは使っていても、

鉄筋が入っていなかったりしました。。

コンクリートは、とっても頑丈で、強そうなんだけど、

引っ張られる力に、あまり強くないんです。

(イメージ付かないと思いますが)

鉄筋は、引っ張る力に強い!

ということで、コンクリート+鉄筋を使うと、

いろんな力に耐えられる基礎になるわけです。

その鉄筋の量って、どうなってると思いますか?

木造2階までは、漠然とした基準のようなものがあって、

それを使えば、特に問題ありません。

(法的に、そこまで細かな基準がないので)

でも。根拠ないと不安です。

こちら見て何か気が付きました?

手前と奥で床の鉄筋の量が全然違います。

奥は、手前の2倍鉄筋が入ってるんですよ。

適当に??

いやいや。構造計算すると、こうなるんです。

基礎にかかる力に応じて、鉄筋の量って、変わるんですよね。

先ほどお伝えした基準の場合は、この床面は、

すべて手前の鉄筋でOKとなります。

大きな力が加わると。。。。

やはり、しっかりと構造計算してもらうことをお勧めします。

そうそう。

こちらの現場は、先ほどより少し進んでますね。

ここでも、チェックするのに、大事なポイントがいくつかあります。

ピョコピョコ飛び出してる棒。

わざと出してるんですからね。

この棒の位置や本数、配置が大事です。

間違うと。。。

後で大変なことになります。

なので。

昨日、私も含めて、複数の目でチェック検査しました。

こういった細かなチェック。

しっかりとできる会社って、意外に少ないかもしれませんよ。

やっぱり、第三者的にしっかりとチェックしてくれる

工事監理者(建築家)にお願いするのがオススメです。