LDKの真ん中に吹き抜け?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

吹き抜けって、気持ちいいですよね。

上方向への抜け感は、より開放感を演出してくれます。

でも。

ただ、全体が吹き抜けてればいいのか。

それも一つですが。

こちらの家みたいに、LDKの真ん中が吹き抜けてる

なんていうのもいいですよ。

吹き抜けは、お客様のご要望でもあったのですが、

ここに配置したのは、私の意図があるんです。

何かって?

正面に見えてる窓は、南に面する窓。

LDKは、南北長手に展開する間取りなんです。

普通に考えればわかるのですが、

その場合って、奥のキッチンが暗くなりがちですよね。

リビング南の窓だけでは。奥まで光が差しませんから。

そこで。

こちらの家では、中央部に吹き抜けを配置しました。

吹き抜けの南面には、大きなFIXの窓。

そうなんです。

その窓から、吹き抜けを介して、

ダイニング、さらには、キッチンに、光がしっかりと

行き届くようにしているんです。

なので。

この家では、LDK全体が、光あふれる家になってます。

ちょっとしたアイデアなんですが、

とても効果的なんですよ。

オススメですね。

ちなみに。

こちらの家には、キッチン背面に隠せる収納があったり。

キッチンの脇に、食品庫(パントリー)があったり。

周囲をぐるぐる回れるアイランドキッチンだったり。

キッチン周りの家事動線は、とても合理的だし、

来客時には、扉を閉めれば、全てを隠せてしまう

とってもオススメなキッチンになってます。

特にパントリー。

写真撮影用に、きれいにスカスカで並んでますが、

実用的には、もっと密に収納してよし。

このスペースって、そんなに奥行いらないので、

押し入れ程度のスペースがあれば、

相当な容量の食品庫になったりします。

特に、コストコなんかで、買いだめされる方には、

こういったスペースはあると便利でしょう。

建売住宅を見てると、どれも同じような間取りに見えてきますが、

やっぱり、注文住宅、しかも、建築家との家づくりでは、

とってもユニークなアイデアで、個性的な家ができます。

こだわりのたくさんある方。

ぜひ建築家との家づくりをお勧めします。