濃密な現場打ち合わせからプレゼンへ

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大人が集まって、いろいろ議論してます。

こちら。

とある家づくりの現場のワンショット。

現場監督や大工と一緒に打ち合わせなんですが。

現場での納まりについて、白熱した議論となりました。

詳細な図面で、こういった納め方をするように!と

指示はしているのですが、現場になってみると

理想通りに納まらないことがあったりします。

例えば、図面ではピッタリなところに、

電気配線が通過する場合、その分、うまくいきません。

電気配線を別ルートにできないのか。

建築サイドの調整でうまくいくのか。

変更が必要なのか。

など。

考え方や方向性によって、いろんなやり方があります。

その中で、お客様が意図していることを

最善のカタチで実現できる方法がどれかを議論していきます。

面白いのですが。

現場関係者の方々は、「納まらない」ということで、

頭が固くなってるケースがとっても多いです。

そんな中、私が、少し違った視点を提示して、

その固まった思考を解きほぐしていく感じ。

起こってることを、フラットに見極めて、

何が最善かを、みなでアイデア出して検討して、

形にしていくことが大事だと思っているからです。

昨日は、そんなこんなで、2時間予定の打ち合わせが

3時間半!!になってしまうほど。

しっかり検討して、意思決定できました。

ちなみに。

次の打ち合わせがギリギリセーフでよかったです。

東海地方は、昨日午後は雨でした。

結構な量が降りましたね。

午後は、新しく家づくりを考えている方へ、

計画案をプレゼンしてきました。

こちらの方。

実にユニークな要望の持ち主。

ビックリするほど、厳しい予算(笑)で、

やりたいことが、いろいろあって、

なんといっていいのか。すごいんです。

二人の建築家にプレゼンを依頼しているそうです。

(その一人が私です)

私の中では、これまでの活動の中で、一番低い予算設定。

その予算内で何ができるのか?

そのチャレンジでもありました。

工務店と一緒に、細かなところまで、絞り込めるところは絞って、

何とか予算内で、ご提案差し上げました。

できるもんだなぁ。って思いましたね。

おそらく、分譲住宅より低いかも。なレベルですから!

ただ。

かなり制約はあるので、実際は、もう少し予算を上げていただいて、

将来性も見据えた家にしていただきたいなと思いました。

ちなみに。おそらくですが。

他の建築家さんでは、この予算は、実質無理でしょうね。

なんだか変に自信があったりします。

それはそれですが。

比較検討されてから、結論を出されるそうです。

さて。どうなるのか。

楽しみにしておきます。