外壁にサイディングってどう?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある家づくりの現場。

昨日、こちらの現場へ定例の打ち合わせへ行ってきました。

いくつかの内容について打ち合わせはあったのですが、

通常に比べると、質疑も少なく、控えめ。

とても順調に進んでいる現場だからでしょうかね。

現場監督が、早めにいろいろ検討してくれていたこともありそうです。

というわけで。

現場の状況を、いつも以上に丹念に見る時間ができました(笑)

現在、外壁を工事している途中なので、

その施工状況を見てきました。

パッと見ると、なんでもないシンプルな外壁ですよね。

実は、こちらの製品。初めて採用します。

素材は、窯業系サイディングで、

いわゆる「サイディング」になります。

サイディングというと、レンガ模様や木目柄、タイル風といった

表情のあるタイプが多いんですが、そんな中でも、

敢えて、スッキリとしたタイプにしてます。

シャープでモダンな雰囲気に仕上がります。

さらに「四方あいじゃくり」という特殊な仕様になっていて、

メンテナンスにもしっかり配慮しているものだったりします。

(目地はありますが、コーキングではないんですよね)

予算もかけていただいたのですが、

こちらのお客様には最適な外壁になったと思います。

早く全面張れないか。。

なんて、とっても楽しみですね。

いきなり部分のアップですが(笑)

こちら。

壁と床の取り合いに設置する巾木なんです。

アルミのアングル+タモの集成材。

ちょっと不思議な形状、素材ですよね。

実は。

基礎の内側に断熱した場合、玄関土間周りは、

うまくやらないと、断熱が欠損してしまいます。

それを回避するための、工夫の集積の結果が、

この拡大した部分になります。

なぜ、下まで木部がいかないのか。

木部が凸凹した形状なのはなぜか。

上が丸くなってるのはなぜか。

全てに理由があるんです。

こちらの家のお客様は、断熱+気密に

とってもこだわりがある方なので、

基礎の断熱が欠損してるなんていけませんから。

実は、全体からすれば、わずかなので、計算上も関係ないんですが、

お客様の強いこだわりだからこそ、細かなところまで、

しっかりと突き詰めて工事しているんです。

こちらの家。

断熱+気密もすごくて、全館空調も入れてる。。

最強に快適な家になりそうです。

かっこよくて、快適に暮らせる家。

うらやましいですね。