構造の検査はしっかりと!
とある家づくりの現場ですね。
斜めにかかる梁がいい感じ。
向かって右側が南になるんですが、
すんごい大きな窓から、たくさんの光を
取り入れることができそうです。
このまま梁を見せてもよさそうですが、
レッドシダーの天井にするので、隠れてしまいます。
惜しい!なんて。
奥にブルーの上着を着た人がいますよね。
この方。瑕疵保険の関係の検査員なんです。
実は、昨日、こちらの家の中間検査だったんです。
確認申請という手続きの検査員と
瑕疵保険の関係の検査員がいます。
両者でチェックするポイントは全然違います。
ちなみに。
私と現場監督は、両方をチェックします。
この段階では。。
今後隠れて見えなくなってしまう構造躯体について
図面通りに施工されているかをチェックします。
例えばこちら。
バッテンがありますよね。
これ。
筋交いといって、地震の時に耐えるために必要です。
この筋交いが、構造計算で導かれた図面通りに
・配置されているのか。
・向きは間違っていないか。
・端部はしっかりと金物で固定されているか。
・金物は認定品で専用ビスで必要本数固定されているか。
筋交い一つとっても、これだけあります。
さらにこちら。
構造用の合板なんですが。
厚みは大丈夫か。
釘の種類、本数、ピッチはどうか。
釘のめり込みはないか。
受け材はしっかり取り付けされているか。
こちらも結構チェック事項があります。
さらに。
柱と梁や土台とは、専用の金物で固定しますが、
それが、全ての箇所、適切に、設置・固定されているのかも
合わせて確認していきます。
さらに。。。。(汗)
チェックする項目は、たくさんあって、
全てをじっくりチェックすると、2時間ほどかかります。
検査に立ち会いする前に、私はチェックしてしまいます。
いろんな人がいろんな角度からチェックして、
ヒューマンエラーをなくしていくんです。
特に、構造に関係するところだから、大事ですから。
じっくりと、しっかりと工事の監理もしています。
それも建築家として、大事な役割ですからね。