小さい家の外観

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

「小さい家」の特徴として、建物自体のボリュームが小さくなるため外壁面もそれに伴い小さくなります。 

外壁面が小さくなる場合、道路に面する側の外観、つまり家の顔をどのようにデザインするかが重要なポイントになります。 

屋根の形状だけでも外観は工夫することが可能ですが、出来ることならそれ以外でもデザイン要素を取り入れたいところです。 

以前に設計監理をした住宅は、20坪に満たない土地(18.2坪)の木造三階建て住宅で、二つの道路に面した角地に建っています。 

角地ということもあり、二つの外壁面がこの住宅の顔である外観になるので、基本設計段階からプランニングと並行して立面の検討を重ねました。 

その結果、開口部の大きさと位置を工夫し、ルーバー(目隠し格子)と外壁面の凹凸をデザインに取り入れ、外壁の色も建て主の希望でシルバーとブラックの二色にしてモノトーンで統一しました。 

建物自体は小さいながらも、箱を積み重ねたようなモダンな外観の都市型住宅にしました。