建築家と初面談した時は?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日の打ち合わせ風景です。

午前中は、これから家づくりをしようとしている

ご家族と初面談に行ってきました。

最初は、緊張した空気感。

ですが。

いろいろと話していくうちに、慣れていきました。

どんな家づくりをしたいのか。

その思いを聞くのって、ほんと刺激的で、楽しい。

いつもそうなんですが。。

その想いを伺うのに、こんな条件をよくお伝えします。

①予算は度外視で。

②ご夫婦で食い違ってもOK。

この二点です。

なんだ、そんなことかと思われるかもしれませんが、

実は、この二点で、ずいぶんと制約されますよね。

例えば、①について。

予算に上限は必ずありますよね。

こんなことしたいけど、高くなり「そう」。

そんな思い込みから、こうしたい!を率直に伝えにくくなります。

それより、もっと優先することあるよねって。

でも。

その高くなり「そう」と思った根拠って?

実はないのかなと思います。

「なんとなく」なんだと思うんです。

そんな思い込みのために、伝えたいことを

心の中にしまいこんでしまう。

それって、もったいないですよね。

できるかどうかはわからないけど、

「こんなことがしたいんです!」

「こんなスペースがほしいんです!」

そう伝えてみたらどうでしょうか。

できるかどうか。

それは、われわれプロが予算を勘案しながら、

判断していくことです。

もしかしたら。

そのままズバリではないのですが、別のカタチで

同じような暮らしができるご提案ができるかもしれませんしね。

後で、こうしたかった!なんてことがないように、

最初に、全てを伝えていただくようにしています。

ちなみに。②も重要です。

ご夫婦で統一の想いであるのもよいのですが、

二人の意見が食い違って当たり前です。

家に何を求めるのかで、優先度が違います。

ご主人がこういったから、奥様が控えて伝えない。

その逆もしかり。

「実は、私はこう思っていたんだよね」

なんて。出来上がってから聞いたら、寂しい。。

もしかすると、家づくりのパートナー次第では、

ご夫婦で意見が違うことを好まないケースも。

私は、ウェルカムにしています。

家づくりをスタートするのであれば、

パートナーに、全てを包み隠さず、伝達することを

おすすめします。

せっかくの家づくりですから。

ただし。

パートナーによっては、聞き入れてくれない場合もあるので

その辺はご注意しながら、進めてくださいね。