良い土地の見分け方

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

住宅の土地で一番重要なことは、周囲の環境でしょう。
この環境の評価は、個人の感覚や、事情でかなり異なります。
周囲を天候に左右されず、雨天時、晴天時に歩いてみて、
近所の人に、話を聞いて見るべきでしょう。コンビニや、スーパー、
銀行等の位置も調査するべきです。さらに重要なことは、地域の
ハザードマップで安全を確認することです。
2番目は地盤でしょう。土地を購入する前に、わかれば良いのですが、
不動産の重要事項の 地盤調査があっても数ヶ所程度なので、
果たして全体を表しているとは限りません。
私は、周囲の家の外壁の仕上を見ることを勧めます。古い家で、
モルタルの 吹き付けタイル仕上が多く、亀裂が発生して
いなければ、地盤はかなり安定しているでしょう。
サイディング貼(羽目板のデザイン)の家が多い時は、
注意が必要です。また、道路の排水経路(排水側溝等)が
良く出来ているか確認する必要があります。
(役所に確認)あと、周囲に大きな木々があることも重要です。
これは、古い宅地は、 安定しているからです。
建物と建物の距離も、住宅を建てるときの重要な要素です。
傾斜地は特に注意が必要です。 盛り土か掘削か調査することを
お勧めします。 専門家に判断をしてもらう必要があります
土地を見分けるには、かなり経験が必要です。
高い買い物なので、少ない調査費をけちって後悔しないように
しましょう。