素材の質感を生かした家づくりって?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

レッドシダーの木目がきれいですよね。

周りが白いと、その表情がより引き立ちます。

こちらは、グレイッシュな木目。

独特のムラ感がいい表情になってます。

同じ木目でも、色が違うだけで、

全く違った雰囲気を作り出してくれます。

ちなみに。

この二つは、とある家づくりの現場のショットなんです。

ちょうど内装工事が進んできていて、

順次仕上がってきていました。

木目の表情を二つご紹介しましたが、

どちらかというと、それ以外は、あまり色を使わず。

よく、アクセントで、壁紙に色を入れたりするのですが、

こちらの家で、まったくありません。

色ではなく、素材の質感や表情で演出する。

ミニマルな発想をもとにしているからです。

外壁は、真っ白な塗り壁、

手摺は鉄骨で溶融亜鉛メッキ

サッシはアルミそのものの色でシルバー、

インテリアの壁や天井の主な箇所は、白の壁紙、

床は、アカシアとオークのフローリング。

天井に一部レッドシダーですね。

特に、木目である、レッドシダーやアカシアは、

素材そのものに濃淡があって、色幅があるので、

とってもいいムラ感、表情を作り出してくれます。

自然素材だからこその表情を生かしてます。

もちろん。

壁や天井に、塗り壁を採用して、表情を付けてもいいのですが、

今回は、落ち着いた雰囲気を求めていたので、

あれこれ混ぜすぎず、シンプルでミニマルなデザインで

統一させていただきました。

お客様が何を求めているのか。

それによって、何を強調するのか、

どうバランスを取るのかも変わってきます。

家づくりは、パートナーとしっかりとコミュニケーションを取りながら、

細かなイメージも共有して、意思決定を進めていくことを

オススメします。