間取りの検証。大事なプロセスです!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、とある家づくりの打ち合わせへ行ってきました。

写真は、その打ち合わせ前の机の上です。

昨日の打ち合わせでは。。

まず最初に、間取りの打ち合わせですね。

前回、うかがった変更の要望をもとに、

間取りを変更してきていたのですが、それを確認しました。

家づくりがスタートしてから当面は

間取りについてが一番重要なんです。

いろいろと使い方をイメージしていただきながら、

いろんなカタチを提案していきます。

その提案した内容をもとに、また、使い方などを

検討していただくんです。

例えば。

現在使われているキッチンが、I型の壁付けキッチン。

それに慣れていることもあって、当初はそれをご希望されてました。

いろんな間取りをご提案する中で、壁付けの案と

対面型にした案をご提示していました。

ただ。

最初は、壁付けの方針でした。

そもそもイメージが難しいので、

対面のキッチンにすると、どんなカタチになるのか。

壁付けと、何が違ってくるのかは知りたいですよね。

図面をもとに、それを説明していきます。

その説明を踏まえて、対面にしてみようと思います!

と前回伺っていたので、昨日そのカタチを改めてご提案しました。

前回提案していた対面型と同じでしょう?

と思われた方もいると思います。

見た目は、もちろん似ています。

でも。

対面側に、50cmほどのカウンターを追加しました。

何かって?

お子様が大きくなっているので、生活時間が

みな同じということでもなさそうですので、

数人が食事するのであれば、その対面カウンターで

食事すれば、家事はずいぶんと軽減されます。

朝ごはんなんかは、まさしくそうですよね。

以前ご提案した時よりも、LDが広くとれるようになったこともあって、

今回そういったご提案もできたんです。

将来、ご夫婦お二人になったら、なおさらで、

対面カウンターで食事する可能性もあったりします。

実際、ご高齢の方の家づくりをさせていただいた際、

そういった食事のスタイルは、とても喜ばれたので。

こんな風に、間取りのお話をしていきます。

建築家が提案した間取りだから、パーフェクト??

とんでもない。

建築家が提案する内容って、ヒアリングさせていただいた

ライフスタイルのごく一部の情報をもとに考えています。

なので。

細かな日常の動きや要望は、盛り込まれていないはず。

ご提案した間取りをもとに、細かなところを検証しながら、

軌道修正しながら、最適最善の内容に向けて、

お客様と建築家が一緒になって仕上げていく。

そんなスタイルが、好きですし、一番いいなって思っています。

建築家のための家ではなく、

お客様のための家ですから。