ロフトのある平屋

ユーザー 青井俊季建築設計事務所 青井 俊季 の写真

平屋の家でも屋根の高さを高くすれば、小屋裏スペースを有効利用することができます。
 
これは私の事務所兼住まいの事例ですが、天井高の高いリビングの隣にある個室に、高い天井高を利用したロフトを設けています。

下のスペースの天井高は約2.1mと低くして、上部ロフトの空間を確保しています。
ロフトの主な用途は収納ですが、床の段差を利用したベッドがあり、寝室として使うことも可能です。

こちらは事務所の隣にある古民家ですが、昔は茅葺き屋根の葺き替えに使用する茅や、柴置場に利用していた屋根裏を利用して、6畳ほどの広さのロフトを設けています。

1階中央の部屋の天井を撤去して、吹き抜け空間としてロフトと連続させ、屋根の南側には採光と通風のための窓をつくりました。

ロフトへ上り下りする階段は、滑車付のロープで引き上げる事が出来て、1階でイベントなどを行う時には階段のない広いスペースとして使うことができます。
ロフトは事務所の展示スペースや、ゲストの寝室として利用しています。