小屋裏収納の階段

ユーザー 青井俊季建築設計事務所 青井 俊季 の写真

二世帯住宅の二階のダイニングの天井高を高くして、隣の寝室上部に小屋裏収納を2室、写真右側のキッチン上部に1室設けた事例です。 
建築基準法では、階数に算入しなくてよい小屋裏への階段は、固定式にすることが出来ませんが、一般の階段にある寸法的な基準がなく、はしご状の階段でもかまわないことになっています。 

この場合の小屋裏の用途は、収納に限られていて、平均天井高が1.4m以下という決まりまであります。小屋裏スペースの有効利用なのに、部屋の用途や面積、天井高に制限があったり、荷物の上げ下ろしのための階段(はしご)なのに、固定式にしてはいけないというのは、あまり納得のいかない矛盾を感じますが、この制度が出来た時から未だに変わっていません。 

さて、私が住宅設計で小屋裏収納を設ける場合の階段(はしご)ですが、なるべく上り下りがし易いように、段の幅を大きめにして、勾配も出来るだけ緩く、小屋裏階の高さを低く抑えるような工夫をしています。 

この事例では、キッチンの入口脇に出来た小さなスペースにはしごを設置して、小屋裏部屋の前に設けた通路に上がって、3つの小屋裏部屋に行き来できるようになっています。荷物を持っての上り下りなので、はしごの両側の桁に、木材を加工した握りやすい手摺を設けました。