古きよきものって参考になります!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある家の小屋裏です。

こういったアングルで眺めることってないので、

ふと気になって撮影しておきました(笑)

昨日は、こちらの現場からスタート。

現場に行ってみると、現場監督と棟梁がやり取り中。

構造について、図面の読み取り方を話している様子。

いきなり間に入っていくのもどうかなと思い、

私は現場の中へと入っていって、状況を一通り確認しました。

ぐるっと回って戻ってきたら、話がまとまったようで、

私を受け入れてくれました(笑)

早速ですが、先ほど、話していたことを質問されます。

しっかりと意図を伝えながら、説明していきました。

どんな内容かは別として、ポイントになっているのは、

構造図面が、何を意図しているのかですね。

おそらく、お二人は、構造計算についての知識がありません。

なので、構造図に記載している内容の意図がつかみきれず、

何でもないことに、迷ってしまうんです。

大工さんはすごい方なんですが、大工さん全員が、

構造計算のことを知ってるわけではありません。

というか、ほとんどの方は知りません。

図面でわかるように書いてくんなきゃ。

なんて空気感になったりすることもあるくらいですから。

これって、実は、とても恐ろしいですよね。

設計意図を伝えるのは、私の役割の一つなのでいいのですが、

工事を監理する人がいない現場なんて、たくさんありますし、

工事監理している人で、構造の知識ない方もいたりしますので。。。

しっかり理解している方と家づくりしてくださいね。

こちらは、先ほどとは別で、

現場監督の家づくりの現場なんですよね。

昨日は、ちょうど基礎が打ち終わっていて、

次の工事をしていました。

ちなみに。

この写真って、何でもなさそうですが、

実は、現場監督なりのチャレンジを含んでいます。

内容は秘密ですけどね(笑)

私も改めて、現場を見ながら、なるほどなと。

私が通常していることのさらに上をいく感じの仕様になってます。

これで体感上、快適さにつながるようであれば、

私もこの方法を取り入れようかなと思っています。

こちらの家は、こういったチャレンジがいっぱい。

通常とは違う楽しみ方のできる家になりそうです。

ここ最近、スッキリとしたモダンなデザインはもちろんですが、

和を基調としたデザインをする機会が多くなっているので、

無意識に、こういった建物には目が行きます。

面白いなって思うのは、漠然と眺めていたころに比べて、

相当見るポイントが違っていて、何でも参考になってしまうこと。

こんなところに、こんな風に、こんな使い方をすると、

こういった見え方になるんだとか。

経年でこんな変化になるんだとか。

こんなプロポーションだとこう見えるんだとか。

すごい情報量なんですよね。

でも。

これって、そういったことに関係する設計を実際にしていないと

気にもなりませんし、本当の意味で参考にならないんです。

実務を通して、こういった学習ができるって、

ほんと刺激的だし、成長につながるので嬉しいですね。

よりよい家づくりを提供するために。