「納得して」家づくりをする!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

食事風景で失礼します(笑)

実は、こちらは、モーニングセット(和食版)なんですよね。

ここまでいくと、モーニングというより、ブランチです。

最近、土日は、お客様と食事をしてから打ち合わせが多くなりました(笑)

食事しながら、雑談をする。

そんな時間の中で、お互いを深く知り合う機会になったり、

近況や思いをきくことができるので、とてもいい時間だと思ってます。

こちらの家づくりは、基本設計の真っただ中。

前回、間取りの方向性が決まったと思ったところでしたが、

大胆な変更の御要望をメールでいただいておりましたので、

それを踏まえた、別案をお持ちしたんですよね。

これ。

ご友人の家をご覧になったり、住宅展示場へ行ってみたりしたことで

着想されたようです。

図面だけで集中せず、視野を広げると、よりよくなってきますね。

話は戻りますが。。

お客様が着想された内容や意図はしっかりと受け止めて

間取りを作成しています。

忠実にというよりは、今までの計画案でよいと感じていた内容は

しっかりと残しながらも、新たな動線をしっかり取り入れた計画案です。

ちなみに。

この計画案でも、もちろん、快適に暮らすことはできますよ。

ただ。

何を優先するのかで、プランが全く違ってくるんですよね。

例えば。

今回の御要望の中ですと、玄関からキッチンへの動線が欲しい

という内容でした。

もちろん、それは実現しています。

ただ。それによって、玄関からダイニングを経由してリビングへ

アクセスすることになるんですよね。

(もちろん、間取りが全く違えば、実現できますが)

その他の動線やご要望を盛り込むと、そうなってしまう。

玄関からキッチンへの自分たちの動線を優先するのか。

玄関からリビングへの来客動線を優先するのか。

その選択になりました。

私からすれば、いずれも正解ですから。

お客様と一緒に、何がよくなって、

何が気になるのかを一つずつ共有して、

何を目指すのかを、しっかりとお話させていただきました。

結果。

実は、変更前の計画案へ、「納得して」戻りました。

「納得して」

が大事なんです。

しっかりと別案も見ながら、比較して、自分にとって

何が最善かをしっかりと考え抜いたからこそ、納得できたんです。

それを、建築家が勧めたからとか曖昧な理由のもと

設計を進めていくと、満足いく家づくりにはいきにくいんだと思います。

急がす、しっかりと納得しながら、家づくりをしていただく。

それ。とっても大事にしてます。