塗り壁を採用する時の注意点は?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、とある家づくりのため、ショールームへ行ってきました。

実は、主目的は違ったのですが、ふらりと塗り壁コーナーへ。

(というか、目的物の近くには、人だかりがあって。。。)

外壁の塗り壁って、人気のある仕上げ材の一つです。

色や表面の凹凸感で、和風にも洋風にも見せることができます。

ある意味、不思議な仕上げですよね。

コテで押さえてフラットに見せたり。

刷毛のようなもので横引したり。

扇型にコテの跡をつけたり。

粒々な感じで仕上げたり。

いろんな表情ができます。

なんとなくですが、スッキリと見せるために、

フラットに見せる感じは、とても好まれて多いんですけど、

岩肌みたいな表情があったりするのも個性的なのかなと思います。

色も、ほんとたくさんあります。

最近は、グレイッシュな色合いや深みのある色合いが人気みたい。

でも、スタンダードに、白や黒なんかももちろん人気ありますよ。

色については。。

一点だけ注意があります。

小さなサンプルだけみて、色を決めないでください。

実は、大きな面にすると、基本的には、明るくなるため、

イメージよりも、少し濃い目をセレクトすることが大事。

よく、塗り替えした家を見て、なんで、こんな明るいブルーにしたのか?

なんて思ったら、きっと、小さなサンプルでは、紺色だったんだと

思いますよ。

いずれにしても、色合いは、パートナーに相談しながらがオススメです。

午後は、こちらの現場へ。

現場といいつつ、すでに、家は引渡しが済んで、お客様が生活されてます。

そんな中ですが、外構工事が進んできて、

昨日、概ね完成したため、その確認の立ち会いだったんです。

写真は、ウッドデッキを狙ってます(笑)

最近、樹脂の混ざったウッドデッキ風を多く見かけるのですが、

個人的には、本当の木製がオススメですね。

肌触りや風合いがいいですから。

ただ。

メンテナンスのことがありますね。

なので。

私は、イペという長持ちする堅い樹種を採用することがほとんどです。

もちろん、素材そのままでは、劣化はしていってしまうので、

表面に保護の塗装は施します。

数年に一度くらい塗っていくと、長持ちしますから。

近くで見ると、こんな感じ。

いい風合いですよね。

ちなみに、こちらは、着色はしていません。

無色の保護塗装をすると、こんな色合いになる素材なんです。

シックな色合いが御好みでしたら、イペ材がオススメ。

それと。

このイペ材は、とても堅いので、長持ちしますが、

工事する側からすると、とても大変な素材でもあったりします。

その辺は、しっかり工務店と相談しながら、進めてくださいね。