グラスウールの大事なポイントは?
ちょっとわかりにくいかもしれませんが。。
とある家づくりの現場の写真です。
何をとってるのか??
見えてるのは、グラスウールという断熱材と
床下地の合板だけなんです。
建築関係者で、しかも断熱に詳しい方が見ると、
なるほど!そんなことしてるんだって思います。
こちらの工事をしてくれている大工さん。
とにかく、仕事が丁寧なんですよね。
その丁寧さが、この写真に表現されているんです。
それをお伝えする前に、グラスウールって断熱材について
少し説明しておきます。
グラスウールという断熱材は、日本ではシェア1位で
とてもよく採用されています。
コストパフォーマンスがよくて、性能もしっかり確保しやすいんです。
ただ、ネットで調べると、評判はよくありません。
水分を含んでしまうと、垂れさがってしまうからです。
そうなってしまった画像なんかが流出してます(笑)
これは、シェア1位だからこそのことなんですが、
その説明は脇に置いて。。
湿気を含んでしまわないようにするためには、
表面の防湿フィルムが大事な役割を担います。
私は、断熱材を施工した後に、全ての箇所をくまなく
チェックするのですが、新しい大工さんで指摘ゼロの方はいません。
(二回目以降は、しっかりやってくれていますが)
こちらの大工さんは、まったく指摘ありませんでした。
パーフェクト。
いや。
それ以上でした。
写真に戻りましょう。
表面の防湿フィルムの床近くの端部を、気密テープで
張りこんであるのって、見えますか??
これは、メーカー推奨の方法「以上」n防湿性を確保できます。
施工してあるのが、全箇所ですよ。
フィルムが破れてしまったら、テープを張って補修はしますが、
それを、積極的な使い方で施工してあるのは、初めて見ました。
大工さんになぜ、そうしているんですかって聞いたら、
断熱のことはもちろんですが、床の張りこみ方等、
総合的な視点から、この方法を採用しているそうです。
とても適切で、最善の説明でした。
普段からしている工事方法だそうです。
こういった大工さんに、家をつくってもらえると、
ほんとすばらしいなって思いました。
そういった大工さんに出会えてありがたいです。
午後、こちらの家を見学してきました。
私が関わっているわけではなくて、知り合いの工務店が
工事した家で、竣工間際だったので見学させていただいたいです。
ご覧の通り、真壁造りの和風の建物です。
骨組は、全てヒノキの無垢材、床もヒノキで、
とてもいい空気感でした。
最近、和を感じさせる空間を求める方も増えています。
大壁(柱を見せない)で、和モダンでもよいのですが、
敢えて柱を見せて、より和を感じる空間もよいかなと。
真壁の和風にすると、コストが相当なことになります。
もっと、気軽な感じで、真壁の空間をつくれないかと考えて、
こちらの工務店にお邪魔したんです。
たくさんの発見と気づきがありました。
想像以上に、未来が広がってるなって。
私の中にない、新しいデザインに、チャレンジしていこうと思います。
もちろん、自己満足ではなく、お客様のために。