大きな吹抜をつくるときの注意点!

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吹抜けって、ほんと気持ちいいです。

なんといっても、開放感がすごいですから。

この開放感にあこがれる方って多いんじゃないですか?

その気持ち。よくわかります。

でも。

採用するのであれば、それ相応のことを考えてください。

特に、2階に高さを吹抜けにするような場合は注意が必要です。

(まだ、ちょっと天井が高いくらいは大丈夫です)

それ相応って?と思われた方。

危険ですので、ぜひ気を付けてほしいことがあります。

例えば、この寒い時期。

何も考えずに、この吹抜けのあるリビングにいたら、

どうなると思いますか??

はい。想像付きますよね、きっと。

足元が、相当冷え込みます。

だって。

温かい空気って、上に上がっていくのですから。

シーリングファンもある一定は効果ありますが、

暖気が全部戻ってくるほどでもないですから。

暖房しても、なんだか足元が寒い状況が続きます。

最もシンプルな対応策は、床面を暖めるものを採用する。

そうです。床暖房やホットカーペットですよね。

それはそれで効果ありますよ。

でも。床暖やカーペット外れた箇所は。。

少し違う方法とすると。

家の空気を暖める暖房を採用することです。

薪ストーブを採用したり。

輻射熱冷暖房を採用したり。

全館空調を採用したり。

蓄熱暖房機を採用したり。

馬力のあるエアコンを採用したり。

設備の種類は、いろいろあります。

いずれかを採用すると。、ずいぶんとよくなります。

でも。

これらに共通して大事なことって。

断熱性能をしっかり確保することです。

室内で、せっかくつくった暖かい熱が、

すぐに外へ逃げてしまわないようにするため。

断熱談義は奥が深いので、今日はお伝えしませんが、

大きな吹き抜けがある場合は、特に気を付けていただきたいです。

見た目はもちろん大事なのですが、

快適さも、同等以上に大事なんじゃないかなって思うので。

建築関係者みなが、そういったことに詳しいわけじゃないので、

家づくりパートナーが詳しいかは確認するのがオススメです。