書斎がワークスペースへ

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

こちら。

少し前に竣工した家の書斎です。

パソコン等の配置してある備品は、

撮影用なので、あくまでイメージですが(笑)

計画当初は、ご主人の籠り部屋という感じだったのですが、

今となっては、全然違うスペースになりました。

こちらのご主人ですが、週に一度以上は、リモートでの仕事。

たまたまだったのですが、結果、時代にマッチしましたね。

これから家づくりをされる方で、リモートでの仕事の可能性がある場合は、

こういったスペースは必須ですよね。

少し前までは、ご主人の趣味室ということで、

遠慮がちなスペースでしたが、コロナの影響で、

必須スペースにまでなったのは、面白い変化です。

こちらのスペースも同じく使えるスペースです。

色が少し違うだけで、何だか印象も違いますね。

リモートの場合は、背景も大事なので、

しっかりとこだわってみるのもオススメです。

そうそう。

二つのスペースに共通していることがあります。

一枚目は左側壁、二枚目は正面壁をご覧ください。

はい。

有孔ボードといって、孔のたくさん開いた壁なんです。

この壁って、小学校や中学校の時に、音楽室の壁に

使われていたんですけど、記憶ありますか??

この素材って、音を吸収するために使われる

機能的な側面の強いものなんです。

ワークスペースだから、吸音ですか?

なんて聞かれそうなんですが。。

目的は、全然違います。

最近、この孔を使って設置できるフックなんかが売ってるんです。

それを買っていいただいて、壁面収納として使うのが

目的なんですよね。

黒い方は、壁全面ですから、すごい量の収納量になります(笑)

位置を自由に変えれるのも魅力の一つなんです。

壁を傷めず、それができるのっていいですよ。

こんな風に、目的とは違う素材を、別の用途で使う。

そんなことを考えるのも楽しいもんです。

そうそう。話は変わりますが。。

昨日、新しいプロジェクトの打ち合わせがありました。

プロジェクトといっても、建築物単体に関係する内容ではありません。

今までにない、新しい価値を提供して、

特定の方々に対して、豊かな未来を手に入れていいただく。

そんな内容なんですよね。

今までにない価値ゆえに、手探りで、何が正解なのかは

わかりませんが、そういったチャレンジって、ワクワクします。

あーでもない。こーでもない。

こちらでしょ。

なんて。

ゼロからイチを生み出す。

それって、私のワクワクポイントなんでしょうね、きっと。

建築の設計も同じかもしれませんが。