玄関の床仕上げってどんなの?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

玄関と玄関先の床を見ています。

こちらは、とある家づくりの現場。

外構工事が進んでいて、玄関先にタイルが張れていました。

玄関や玄関先の床仕上げで、よく採用する仕上げといえば、

磁器質のタイルか、モルタル金ゴテ仕上げです。

モルタルであれば、マットな質感で、ミニマルな感じですよね。

最近は、そのミニマルさが好まれて、採用する機会もありますが、

モルタルは細かなクラックが入りやすいので、その辺は理解が必要です。

そういった懸念がなくて、よく採用されるタイル。

ほんと、いろんな種類や大きさがあるんですよね。

タイル好きの私としては、書き出したら、長くなってしまいそうですが(笑)

今日は、玄関の床の一部に絞ってお伝えしましょう。

一枚目の写真。

30cmX60cmの長方形をしたタイルを、互い違いにして張ってます。

目地を通して張るのもいいのですが、こういった長方形の場合は、

こういったランダムな張り方もおすすですよ。

こちらの玄関は、大きめの正方形タイルを目地通して張ってます。

こういった長方形の場合は、ずらして張るよりは、

目地を通して張る方が、見た目もスッキリしますね。

タイルは張り方にも、しっかりこだわりたいですね。

それと。

二つのタイルの柄を見てください。

石目柄にはなっているのですが、それぞれ違う石をモデルにしてるので

全然表情が違いますよね。

大人し目の表情で、均一な感じに見えるタイルもたくさんありますが、

二枚目の写真のように、一枚一枚で、表情のあるタイルも

最近、多く見かけるようになってきました。

最近では、同じ品番のタイルなのに、色が違ってくるような

種類もあったりして、すごいインパクトになることもありますね。

床面に表情のあるタイルを採用した場合は、

壁や天井は、控え目がオススメです。

理由は、せっかくの表情が、他で薄まってしまうから。

もちろん、チャレンジとして強いものを合わせてみることもできますが、

プロと一緒に選定した方がよいかもしれませんね。

こちらは、大理石柄のタイル。

高級感ありますよね。

玄関だけでなく、玄関ホールまでタイルを張りこむと、

それだけで、上品に見えるって面白いですよね。

ちなみに。

写真ではわかりませんが、玄関はツヤのない

滑りにくいタイルで、ホールはツヤのあるつるっとしたタイル。

玄関や玄関先でタイルを採用する際は、しっかりとグリップが

効いているのかを調べてくださいね。

雨の日に、滑ってケガしてしまうといけませんから。

あっという間に、長文に(笑)

タイルって、ほんと魅力的な素材です。