家の中にアーチをつくるには?
アーチがきれいですよね。
こういったアーチって、女性に人気があったりします。
ちょっとしたことなんですけど、これがあるだけで
空間が優しい雰囲気になるんですよね。
こちらの家では、キッチン脇のパントリーへの出入口に
アーチを採用してます。
リビングからも、そのアーチが見えるので、
かわいらしい女性的な感じに仕上がりそうです。
そうそう。
この写真をよくみてください。
このアーチは、壁紙で仕上がっていなくて、他の建具のように
枠があって、その枠をきれいな曲線にしてあります。
実は、インスタでいろいろ見たりしますが。。
意外にも、しっかり考えてつくってるのは、あまり見かけません。
よく見かけるといえば、こんな感じ。
一枚目とは違って、枠がなくて、壁がアーチ型に切り取られたような
見え方になっていますよね。
見た目、どちらが好きかは、さておき、どちらがいいんでしょうか。
まずは、仕上がりからですね。
壁の仕上げが、壁紙でしたら、実は、アーチの内側を
キレイに仕上げるのって、至難の業になります。
だって。
平面の紙をアーチに沿って張っていくんですから。
しわをつくることなく、きれいに仕上げるのは。。
仮に、仕上げが、塗装や塗り壁でしたら、できないことはありません。
ただ、下地の精度、塗り壁の精度が求められるため、
これまた、ハードルは高くなります。
では。
みなさんどうしてるのかって?
正直なところ、キレイに仕上がってないんだと思います。
ちなみに、枠を入れれば、枠の精度は、工場加工の範囲なので、
かなりの精度で仕上がるため、めちゃキレイな曲線が可能ですよ。
洋館なんかで使うときなんかをイメージしていただければわかるかも
しれませんね。
ちなみに。
出来た当初はキレイにできたとしても、経年のことを考えると、
枠のない場合って、無理して張ったりしてるので、しわがよったり
しやすくなりますので、ご注意あれ。
それと。もう一点。
以前こちらのブログでも書いたのですが。。
枠がない場合、人の通過が多い場所であれば、
そこにモノをぶつけたりすることもあり得るので、
その際は、壁紙が削れてしまいますよね。
その点、枠あれば、そういった心配はありませんね。
堅い素材ですから。
仕上がりを塗装にしておけば、自分でも補修できますよ。
ちょっとした部分のお話なんですけど、
長く使うことも踏まえて、しっかり考えて、
いろいろ構成しておきたいですね。