ビニルクロス?漆喰?珪藻土?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

白くて、少しわかりにくいでしょうか。

こちらは、インテリアで採用した塗り壁(漆喰)です。

私でも、採用する機会は、さほど多くありません。

家づくりのインテリアとして、よく使われる素材。

それは、日本では、ビニルで出来た壁紙ですね。

そう。ビニルクロスって言われてます。

多彩なデザインがあって、撥水機能があったり、

比較的簡単に施工ができるので、よく使われます。

個性的な色のクロスを使って、アクセントにしたり、

石目やレンガ柄を取り入れたり、いろいろ遊べます。

いざ、本物のレンガにしようと思うと。。

重さの対策が必要だったり、張るために、熟練の職人を

呼んでこないといけないですし、時間もかかります。

手軽に、キレイで、いろんな仕上がりができるという意味では、

ビニルクロスも、一つの選択肢なんだと思います。

ただ。昔ながらの塗り壁っていうのも、いいもんです。

一枚目の写真をよくご覧いただくとわかりますが、

クロスにはできない凹凸感や質感が表現できます。

それに、漆喰であれば、消臭効果があったり、

調湿してくれたりするんですよね。

例えば。

トイレの壁や天井に漆喰採用すると、効果は歴然です。

即効性はないのですが、時間とともに、低減していきますから。

それと、梅雨時期に、漆喰で囲まれた部屋に入ってみると

カラっとしていることに、ビックリすると思いますよ。

これ。私が実体験としてあるので、間違いないです。

ただし。

漆喰や珪藻土といっても、純度が低いと効果は低くなります。

その辺はしっかり、専門家と相談しながら見極めてください。

そうそう。

壁紙に比べると、漆喰は、金額が高くなります。

その分の効果を得られると思いますが。

採用するのであれば、ご予算とのバランスを

考えながらにしましょう。

こちらは、とある現場監督の家づくりの現場。

外壁が塗り壁なんですけど、昨日ちょうど下塗りが

完了していました。

下塗りのラフな感じも、いいなって思いましたが(笑)

こちらの家では、火山灰のシラスという素材を使った

すごい塗り壁を採用します。

ほんと楽しみです。