間取り図の書き方

ユーザー ARKSTUDIO一級建築士事務所 茶之木宏次+羽木みどり の写真

間取り図の書き方

間取り図を書くには、まず、必要な部屋とその必要面積を考え、それらの部屋を機能に沿ってゾーニングするということは基本になりますが、
敷地の中にその必要な部屋をどのように配置するかということが、とても重要になってきます。
狭小地などでは、なかなか、思うように部屋の面積が取れないことが多く、どのように、部屋相互の関係性を持たせ、余分なところを省いて、出来るだけ、余裕のある空間づくりをするかということが、設計の良し悪しに関わってきます。
また、逆に大きな土地の場合は、どのように庭と室内の関係性を持たせるか、アプローチをどう演出するかということなど、外部空間のデザインと内部空間の関わり方がとても重要なポイントになってきます。
間取り図を書くということは、家の間取りを考えるだけではなく、敷地全体をデザインすることなのです。
眺望、周囲や隣地の家のとの関係性、太陽の角度、光の取り込み方、風の抜け方、などを立体的な空間として考え、図面の中に入りこみ、実際にその中を歩いてみながらイメージングすることが大切です。