トイレにだって自分らしさを!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある家のトイレです。

モノトーンで統一されていて、クールな感じ。

この雰囲気をつくりだすのに大事な役割を担ってるのは、

黒い便器ですよね。

家づくりされている方は、ご存じかもしれませんが、

LIXILというメーカーが出しているトイレです。

たしか。

他のメーカーでは出していません。

トイレって、なんとなくですが、白のイメージが強いです。

もちろん主流ですよ。

清潔感という意味では、自然なのかもしれません。

でも。

だからこそ、別の色にすると新鮮ですよね。

ちなみに。

この便器。数あるシリーズの中でも、一番高額で、

しかも、黒にするとさらに高額になります。

最初は、興味本位で採用を検討する方もいるのですが、

最後、白にしてしまうことも。

でも。

この家の方は、当初から全体譲らない条件の一つでした。

こんなクールなトイレがあってもいいですよね。

こちらは、北欧系の色合いで優しい雰囲気。

でも。

こちらのトイレのこだわりは、色合いだけではありません。

そうなんです。

便器が浮いていることです。

便器下に間接照明がついているのは、ご愛敬でしょうね(笑)

トイレが浮いていることは、こちらのお客様の大事なこだわり。

浮遊感を楽しんでいるわけじゃないですよ(笑)

清掃性です。

クイックルワイパーで、奥までサッと拭けますから。

便器と床の取り合いの汚れが気になる方も多いようですので。

背面に手洗いがついてるのは、合理的ですね。

省スペースであれば、こちらを検討されるのもよいでしょう。

こちら。

ずいぶんとおしゃれなトイレ。

木目を生かしたインテリアなので、落ち着いた雰囲気。

天井と正面に採用したレッドシダーの素材感がいいのはもちろんですが、

側面壁の塗り壁が、真っ白でなく、アースカラーなのもいいですね。

この雰囲気であれば、便器が黒でも、いい雰囲気になりそう。

塗り壁は、シラスという火山灰を使ったもの。

見た目だけでなく、消臭効果が高いので、採用しています。

それと。

よく考えてみてください。

トイレの窓って、腰高が多くありません?

男性の場合は、その意味が分かると思います(笑)

こちらの家では、思い切って、縦長の窓にしています。

実は。

その窓にすることで、塗り壁の表情を、きれいに見せたかったから。

トイレにも、そこに暮らす方の個性が、しっかりと表現されます。

もちろん。

漠然と、なんとなく、つくったのでは、表現されません。

家づくりのパートナーと、しっかり向き合って、

話合いながら、丁寧に家づくりされれば、

自分だけのトイレが実現できると思いますよ。

そういった家づくりをサポートしています。