書斎だけでなく、奥様スペースを!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

賑やかしい感じのインテリアですよね。

こちら。

とある家の中にある、奥様スペース。

ご主人の書斎は、このご時世もあいまって、

確保するケースは多いのですが。。

奥様のスペースを確保することは多くありません。

でも。

一枚目のスペースをご覧ください。

どうですか?この広さ。

実は。

こちらの奥様は、写真のスクラップをしたりするのが趣味なんですが、

その趣味を、存分に楽しめるスペースがほしい!ということで

この幅で計画しています。

スクラップって。

アルバムを広げながら、カットする写真なんかを

同時に広げるため、これくらの幅が必要なんですよね。

なんとなくですが。

奥様コーナーっていうと、家事の一端を担う場所という印象で、

料理をタブレットで見たりするくらいなので、広くないことが多いんです。

なので。

一枚目の家のように、奥様が趣味を楽しむために、

しっかりスペースを確保するっていうのも新鮮ですよね。

ただ。

当然。趣味「だけ」ではありませんよ。

趣味のものを移動して、アイロンがけがストレスなく

できる広さでもあったりしますので。

若い奥様ですと、子育てや家事で手一杯になり、

そういった趣味の時間をつくるのは難しいかもしれませんが、

将来に向けて、そういったスペースを確保しておくのも

よいと思います。

こちらの家では、奥様コーナーがL字型に展開しています。

よく見てみると、左右で、カウンターの高さが違いますよね。

もちろん。偶然じゃないですよ!

向かって左側は、床から高さが75cmほどになっています。

75cmほどっていうと、ちょうど、ダイニングテーブルと同じくらい。

そうなんです。

奥様が、イスに座って、料理の本を読んだり、

タブレットでいろいろ調べたりするためのカウンターですね。

じゃあ。右側はというと。。

高さは、床から90cmほどにしています。

普通のイスでは、机として高さが高すぎます。

じゃあ。ハイチェアで???

違うんです。

高いカウンターの目的は、アイロンがけなんです。

奥様は、腰かけず、立ったままアイロンがけをしたいそうで、

そのちょうどよい高さが、90cmだったんです。

アイロンがけを、どんあ態勢でやりたいのか。

そんな違いで、カウンターの高さが違ってきますから。

もしかすると。。

和室で座って掛けたい人もいるでしょうし、

そもそもアイロンがけをしない方もいるかもしれませんね。

せっかく奥様のスペースを確保するのであれば、

ご自身の生活スタイルにフィットしたつくり方をするといいですよ。

ぜひ、前向きに検討してみてください。