キッチンの面材の違いって?
ウォルナットの色合い。
シックでかっこいいですね。
こちらのキッチンは、ウッドワンというメーカーのもの。
他主要メーカーでは、化粧されたシートが張られてることが
多いのですが、こちらは、突板という薄い本物の素材を
張り付けた仕上げなんです。
よく見ていただくと、各面材の表情が、どこも違ってますよね。
最近は、シート材も精巧にできてて、木目の表情だったり、
手触りまで、一般の方には、見分けがつかないかもしれません。
化粧シートより本物がいいでしょう。
という考え方は、短絡的かもしれませんね。
化粧シートの場合、本物ではないので表情が限定的ではありますが、
汚れに対しては、とても効果的です。
キッチンは、なんだかんだと汚れがつきもの。
面材に汚れが付着する機会は、さほど多くないとはいっても、
ゼロではないので、いざというときには、いいですよね。
汚れがしみ込んで、シミになったりすることがないですから。
本物の場合、表面に浸透していきにくいよう塗装はしてあるものの、
物理的には、シートに比べると浸透する可能性はあります。
それと、もう一点。
経年の変化についてです。
本物の場合は、日差しによって、少しずつですが、
色合いが変化していきます。
ウォルナットのような濃い素材は淡く、
オークやパインのような明るめの素材は濃く
なっていきます。
シート材は、それがほとんどありません。
よほど、直射日光が当たる場所でない限り、変化は少ない。
長く、その色合い楽しみたいのであれば、シート。
経年で変化を楽しみたいのであれば、本物。
それも、セレクトする上での一つの基準になりますよね、きっと。
見た目の雰囲気だけじゃなくて、いろんな側面から、
しっかり検討した上で、決定していけるといいですね。
こちらは、打ち合わせ風景です。
こちらの打ち合わせで、昨日のメインテーマは。。
窓のことでした。
窓って、どんな風に決めていくと思いますか?
外観のデザインバランスを最優先で?
内部の使い勝手を優先で?
なんとなく提案されたのをそのまま?
いろいろやり方はあります。
以前、別の工務店で設計されていたお客様が、
私のところへ来られた時に、図面を見たら。。。
外観のデザイン優先で決めてましたね。
同じ大きさの窓が、規則正しく並んでました。
外見はいいんですけど。。
子供部屋に小さな窓が一つしかなくて、暗そうでしたし、
階段の途中にある窓は、触れなかったり。
中の理屈に全く整合していませんでした。
個人的には、内部の使い勝手を優先して決めてきた上で、
外観のバランスを見て、最終決定するというスタイルが
オススメです。
でも。
自分だけでは、そのバランスってわからないもんです。
プロの力も借りながら、機能も見た目も両立させた窓計画を
してくださいね。