窓を決めるには直観でなく目的をもって!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日も終日、家づくりの打ち合わせでした。

いろんな家づくりに関わらせていただいて、

ほんと。毎日楽しませていただいて、ありがたいです。

さて。

一枚目の写真は、とある家づくりの打ち合わせ資料。

さすがに、間取りは隠していますが。

タブレットの周りに書かれているのは。。

窓についての情報です。

打ち合わせの主目的の一つが、窓についてでしたので。

家の窓というと。

リビングの南側には、床から天井までの大きな窓で、

キッチンの背面には、横長の窓がいいな。

なんて、おぼろげながらも、要望はありますよね。

でも、リビングの大きな窓一つとっても、

どれくらいの大きさがいいのか。

どんな開き方がいいのか。

ガラスの種類は?

掃き出しが必要なの?

といったように、いろいろと決めないといけないことがあります。

仮に、リビングの窓について言えば。

窓は半分あけばいいのか。

閉めているときにガラスがスッキリ見えたいのか。

完全にフルオープンにしたいのか。

出入りができた方がよいのか。

出入りできた方がいいにきまっるじゃない。

なんて声が聞こえそうですが。。

例えば、窓のすぐ前が駐車場になっている場合はどうでしょう?

掃き出し窓であっても、下から半分は車の背面が見えています。

それだったら、腰窓(腰壁があって、その上が窓)にして、

車を見えないようにするのも一つですよね。

もしくは。

窓のすぐ近くに隣家がある場合だってあり得ます。

その場合であれば、掃き出し窓でなく、吹き抜けにして

ハイサイド窓を付ける方が効果的かもしれませんよ。

周辺状況や、御要望によって、最適な窓って

違ったりしますから。

それと、2枚の窓を互い違いに引く、引き違い窓って、

日本では、よく見かける窓なんですけど、

窓のスタイルって、それだけではありません。

横や縦に長くて、横に滑りながら開閉したりする

滑り出し窓があったり、内側に倒れてきたり、

外側に倒したりする窓もあったりします。

どこの窓に、どのスタイルの窓が最適なのか。

どんな大きさがいいのか。

それって、見た目だけじゃなくて、使い勝手や目的に

応じて決めていく必要があります。

なので。

窓は、なんとなく決めるのではなくて、

使い方や目的をハッキリさせて、決めていくといいですよ。

その辺、しっかりお話しながら、お聞きしながら、

決めていくようにしています。

昨日も、そんな感じで決めていただきました。

自分らしく、使いやすくて、見た目もいい。

そんな窓計画を実現してくださいね。