細長い土地の採光

ユーザー エヌスペースデザイン室 佐藤 直子 の写真

細長い敷地といえば、商業地域の間口が狭く、奥行きの長い敷地でカフェを手掛けたことがあります。 
それは、間口3m弱、奥行き28mというものでした。
商業地域のため両隣は15センチ程度の空きで、しっかり建物に囲まれています。
そこで、トップライトを設けたり、部分的に吹き抜けのような高い天井にして、ハイサイドライトを設けたりしました。光をそこから壁に反射させて採光を取るのです。
奥のスペースは通路と中庭。そちらからも自然光を取り入れました。
店舗のため採光計算は厳しくないものの、日中は照明がなくとも光が差し込む店内です。
元々敷地に建っていた建物は、日中も真っ暗。ファサードからしか自然光は入りません。
設計の工夫次第で条件の悪い敷地でも、何とかなるものなのです。

高天井にハイサイドライトを設け、光を反射させて取り込みます。
(画像では窓がわかりにくいのですが)

トップライト

オープン厨房の通路に設けたトップライト。
客席に直射が当たらないよう、暗くなりがちな通路に設け、間接照明のようなイメージ。

中庭

中庭をガラスで囲い、ファサードから遠い、敷地の奥の採光です。